【フランス生活】寒いフランスの9月。暖房「セントラル・ヒーティング」はまだつかない
2018/01/05

9月に入り、私が住んでいるノルマンディー地方は天気の良い昼間でもダウンを着るようになりました。
太陽が出てるときは汗をかきますが、日が陰ったり雨が降ったり夜になると寒いので、このまま冬にまっしぐらです。
私はここ2週間、寒くて朝起きるのが辛くなりました。
日本だと暖房を付けたり、石油ヒーターを出し始める寒さです。
私の住んでるアパルトマンには「セントラル・ヒーティング」という暖房器具が付いており、秋に動くと聞いたので毎日ダイヤルを回してみては点かず、まだかまだかと待つ毎日です。
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セントラル・ヒーティングとは?
フランスの建物にはこの暖房器具が設置されていることが多く、寒い時期になるとお湯が循環し始めます。
日本でも小学校の教室や旅館・ホテルで見たことはありましたが、フランスでは一般家庭にあるのが驚き。
一箇所の給湯器熱源装置(ボイラーなど)を設置して、熱を暖房が必要な各部へ送り届ける暖房の方式である。全館集中暖房、中央暖房ともいう。
日本においては石油(重油)ボイラーが主として用いられてきたが、建物の種類や規模(民家など)によっては、ガスボイラーも使われている[1]。これらのボイラー熱で湯を沸かし、循環ポンプにより各部屋へ循環させる。各部屋にはラジエーターと呼ばれる放熱器が設置される。 各部屋に設置されるラジエータは、一般的なストーブほど高温にはならないため、火傷や火災の危険が少なく、ラジエータ自体からは燃焼ガスの発散が全くないので、安全性に優れる。一方、設置時に大掛かりな工事が必要となり、初期費用がかさむことが多い。
出典:wikipedia
建物の一か所で水を温め、そのお湯を各部屋に送って循環させて部屋を暖めるというシステムで、配管を通ってくるので建物全体が暖かくなります。
エアコンや石油ヒーターのように無理やり暖める感は無く、身体に良さそうです。
昨年私がフランスに来たのは11月で、既にお湯が循環していてアパルトマンの中は暖かい状態でした。
日本のように部屋を出たり廊下が寒いということが無く、冬でも半袖でキッチンも各部屋も移動できる快適さ(笑)
バスルームにもついているので、シャワーやお風呂に入る前の服を脱いだ時の嫌な寒さは感じたことはありませんでした。
中はお湯なので直接触っても気持ちよい暖かさで、上に洗った靴や渇きづらい洗濯物を置いておくとすぐ乾きます。
昨年はこのセントラル・ヒーティングのおかげで、北海道くらいの寒さと聞いていたノルマンディーの冬とは思えない暖かさで過ごすことができました(アパルトマンの中で)。
いつ暖かくなるの?
私のアパルトマンにも各部屋に設置されていて、お湯の量を調節するダイヤルが付いています。
最近あまりに寒いので、ダイヤルを回してみるのですが水が循環する音だけちょろちょろ聞こえていますが、お湯になっていないので冷たいままで部屋は温まりません。
寒い・・・・一体いつお湯が循環するのか・・・・。
寒いのは着こめば我慢できると思っていましたが、パソコンを打っていても指がかじかむときがあります。
昨日外に出た時に近所のお世話になっている日本人妻さんにバッタリ会ったので聞いてみました。
「10月末かなぁ・・・。それまではヒーターを買ってしのいでる人多いですよ」
10月末?!あと一カ月以上先?!日に日に寒くなっているのに・・・・。
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他の暖房器具は?
ヒーターのような電気暖房が設置されている場合は自分で操作ができるらしいのですがうちのアパルトマンにはありません。
- 電気暖房
壁に取り付けられている電気で温めるヒーター。聞いた話によるとあまり暖かくないようです。 - オイルヒーター
オイルを循環させて温めるヒーター。温まるのが遅い。
こちらはオイルヒーター。中に暖かいオイルが循環する
オイルヒーターは密閉容器内の難燃性の油を電熱器で暖めて循環させてラジエーターフィン(放熱板)から放熱し、対流や輻射熱によって部屋を暖める暖房器具である。電気料金が比較的安く家屋の気密性と断熱性の高いヨーロッパを中心に普及しており、日本では電気料金の高さやオイルヒーター本体が石油ストーブなどと比較し高額だったこともあって従来はあまり普及していなかった。しかし近年では本体低価格化と安全性の高さ、家屋の気密性と断熱性の向上から利用が広がってきている。電気代を節約するため電力会社と「時間帯別電灯契約」を行ない、安全性と静粛性を生かして夜間のみ使用することで費用を安くする方法もある。
なお一部製品では、すぐに温まる温風ファン(熱源はメインのヒーターとは別回路)が装備されている。
出典:wikipedia
夏に扇風機を買って数回しか使ってないし、あと一か月ちょっとの為にヒーターを買うのもちょっと・・・・(汗
結果、待つのみ
ノルマンディー地方の9月10月の寒さはこれから経験しますが、セントラル・ヒーティングにお湯が入るまで頑張って耐えてみようと思っています。